小平市学童クラブ小史 (1963年〜現在へ続く)

小平市学童クラブ小史

小平市の学童クラブは、1963年に七小に小平で最初の学童ができてから半世紀が経過し、今では市内すべての学校に30の学童が設置・運営されています。当初は学校の空き教室を利用して運営されていましたが、その後、体育館準備室を使って運営されるようになり、最近では独立棟を使って運営される学童も増えています。

父母連は、1977年に「運営申し合わせ」を制定し、小平市内の学童の環境改善に取り組んできました。1982年には、市内の学童の横のつながりを強め市全体の問題に協力して取り組む土台を築くために、第1回小平市学童クラブ大運動会を開催しました。大運動会の開催は、2015年には33回を数えるに至っています。毎年秋には、市との意見交換会(以前は対市交渉と言っていました)を開催し、父母連としての全体要求と共に各学童の個別要求を市長あてに提出して、学童の運営・環境改善を市に働きかけています。

1980年代には、小平市の学童では待機児が増加し大きな問題となっていました。父母連は、待機児問題の解消に向けて取り組みを強めました。そうした中、1992年に市長代理が「全員入所は私どもの責務であろう」と言明し、その後基本的に待機児は出さないとの方針のもとで全員入所の努力が続けられています。

2000年には父母連が市議会に提出した障害児の6年生までの受け入れの陳情が採択され、2005年には障害児の6年生までの受け入れが実現しました。

また、定員の21名以上の入所が2年間連続した場合に新しい学童を設置することは、2005年に父母連が署名を集め、市議会に請願を提出したことによって実現したものです。

 

小平市学童クラブのできごと(クラブの開所以外)

  • 1965年 東京都学童クラブ運営要綱作成。小平市初の学童クラブが七小に開所。
  • 1968年 小平市学童クラブ実施要綱。小平市学童クラブ父母連 運営申し合わせ制定(父母連の始まり)。
  • 1982年 小平市学童クラブ大運動会 第1回目開催。
  • 1992年 待機児の増大(29人)により、市長代理「全員入所は私どもの責務であろう」。
  • 1993年 七小第二クラブで2割超対策開始。
  • 1995年 一小学童クラブで2割超対策開始。
  • 1996年 一小、四小、六小、七小、十三小で2割超対策開始。
  • 1997年 41〜48人まで受け入れ開始。
  • 1998年 学童クラブ条例制定(クラブ費1,600円/月→5,500円/月へ)。
  • 2000年 3月市議会で障害児6年生までの受け入れの陳情採択。4月より障害児5年生までの受け入れ開始。
  • 2005年 4月より障害児6年生までの受け入れ開始。請願33号が採択(定員(40名または60名)の20名超えを複数年継続した場合は、新設または増設する)。
  • 2009年 入学式の日の2・3年生開所。
  • 2011年 指定管理者制度導入。
  • 2015年 「小平市放課後児童健全育成事業の設備及び運営の基準に関する条例」施行。
  • 2017年 児童数の増加に伴い、一つの学童クラブを複数の“組”に分けて保育する運用を開始。
  • 2019年 学童クラブ条例制定(クラブ費5,500円/月→7,000円/月へ)。

 

 

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