2019年10月の父母連会議の議事録(後半の意見交換)

2019年10月19日(土)の19時から小平市中央公民館で学童父母連会議(10月)が開催されました。

参加されていない方にも父母連の取り組みが伝わるよう、議事録を公開します。

前半が「情報の伝達」で後半が「意見交換」でした。この議事録は後半部分の議事録です。

前半の議事録はこちらからご覧いただけます。

2019年10月の父母連会議の議事録(前半の伝達事項)

7、意見交換のコーナー

7-1 防災について

先日台風があったこともあり、各学校でどういう対応をとったか、良い対応・改善の余地のある対応などを紹介し合いたい。

「学童の防災で気になっていることは?」という質問で、順番に発表いただきました。

矢印(→)以降のコメントは、進行した父母連執行部のコメントです。

1小…台風の際、5分前とかに、「15時になったら、集団で帰るけど、どうしますか?」という電話が来た。
危ないからという理由だったけど、直前の連絡だった。
青梅街道沿いにナイフを持った人がいて、危険という連絡があった。特に1小で何かあるってことはなかった。

仕事中にメールを確認できない状況がある場合があるので、
事前にわかっているなら対応をとる必要はあります。

→脱走犯の時は、各々電話確認をしていたようです。確認の意識は大事ですね。

2小…学童関連の不安はなかった。

3小…台風は土曜日だったので、
防災関係で、指導員から父母会長宛てに、「ゲリラ豪雨に電話するのが面倒なので、父母会サイドでどうにかできないか?」と言われた。
仕事しているので、無理ですとお断りしています。指導員さんの仕事の範囲なのではと思ったが、他の学校は父母会が行ってます、という話があり、交渉中です。

→指導員はだいたい人手不足な上に、保護者に直接LINEとかメールで連絡することはできないので、ある程度は父母会が歩み寄った方がよいのかな、と思います。何か具体的なサービスがパットは思いつかないですが、何かあれば・・・。

3小…スクールパスが使えるなら、歩み寄りは可能かも?

4小…土曜日だったので、特になし

6小…父母会で、古い防災頭巾を寄付してもらうように動いている。

7小…不審者の目撃情報があった時は、18時を超えても学童で預かってくれるという連絡があり、助かった。

8小…台風の連絡は早めに来たので、特に問題なし。前年度の会長から聞いた話だと、学童の方から一斉メールしたいことを、学校の校長に言えばできるのでは? との事。ただ、試したことがないので、わからないです。

→小平市の学校で使われているスクールパスはどういう単位で使えるのか?学童関係者ですというくくりがあれば、使えそうな気がします。探ってみます。(後日、父母連から小平市の子育て支援課に質問してみました)

9小…土曜授業日だったのですが、スクールパスで土曜授業は無しですと来ました。16時20分に学校から、16時22分に学童クラブ閉所のお知らせが来ました。メールが届かないという事態があり、ちょっとバタついてた人もいました。
学童に直接連絡すればいいんでしょうが、どこかを見れば、一目でわかるものがあるといいです。

→確かに市のHPとかで閲覧できるといいですね。

9小…第1学童は学童バッグを頭にのせて、避難訓練をする。第2学童ではないとの事。

→良い取り組みがあればクラブ間で真似して欲しいですね。小平市との意見交換のための要求書にも掲載しています(8番の②)

10小…事前に学校からいつ開催するかの連絡が来ていて、合わせて学童からも連絡が来ていたので、特に問題はなかったです。地震対策は、それぞれ入所前に防災頭巾を購入して、持参してと言われているので、みんな持っている。

下の子どもを公立の保育園にもスクールパスみたいなのがあって、既読確認のURLがあり、台風や運動会の開催に関しても、必ず確認するようになってます。こういうのが使えればよいと思います。

→私立保育園でJモバイルというのを使ってますが、確かに既読確認ありました。
11小…不在

13小…土曜日授業は中止。
卒業生からの防災頭巾で対応しているが、何枚あるかは不明。

14小…先日父母連の防災係が防災防犯教室を開催しました。紙芝居とクイズで、子どもが楽しめるようにしていました。
昨年は警察がきでDVDを見て、指導してもらった。今年は保護者が防災防犯教室を行いました。

15小…台風の来た土曜日は授業なかったので、トラブルは無し。防災係を新設して、卒業した子供の頭巾の現状調査(何枚あるか? 状態は?)をしている。それを父母会の執行部に伝えて、どうするか? を相談している。

花小…土曜日授業は、金曜日の午後いちで、学校も学童も閉鎖のお知らせがあった。

第一学童はキルティングの布のものを用意して防災頭巾の代わりに使っている。
第二学童は防災頭巾を用意してといわれた。スペースの都合で、ひとりひとつのロッカーがないので、全部まとめておいてあるので、有事の際に対応できるのか? と思っています。

→意見交換で要求している、学童クラブの生活改善の話にもかかわってきそうですね。

鈴木…卒業生が残したモノがあるのですが、耐久などどうなっているかわからない。

→過去にもこの話題ができたので、防災係がある学校があるそうです。

学園東…前々日に学校閉鎖のお知らせがありました。防災に関しては、特に係もなく、防災頭巾の購入などは無いので、把握してないです。

上宿…台風に関しては、事前に手紙が来て学童はお休みのお知らせありました。時間によって、ひとりひとり電話があり、保護者のお迎えがあるまで、学童で預かってました。防災頭巾は、毎年、卒業式に譲ってもらうようにお手紙を出してます。
途中入所の人もいるので、確認は必要かと思います。

→防災用具を学童で購入してもらえないか? と小平市への要求書に記載しようと思ったのですが、学校で購入してないものを要求するのもどうかな? と思って、今回は出してないです。

執行部:非常時の連絡がメールだと一方通行になってしまうので、どうしても大事な情報伝達は電話連絡になりますよね。
スクールパスではなく、まったく違う方法だと、大変だと思います。父母連でお金を出して「これをみんな使ってね」というのもありかと思います。

<以下、参加している保護者意見なので、学校名は掲載しません>

・学童からメールを出すのはダメなのか?
→6小は民営と直営がありメールはあるけど、使えるところと使えないところがあるようです。安易にメールアドレスを保護者に公開しちゃうと、無駄な問い合わせがきたりする可能性もあるので、なかなか積極的にはやってもらえないんじゃないでしょうか。

・子どもが通う保育園からもスクールパスと同じと思われる仕組みでメールが来ていて、既読確認はできるはず。

・小学校は当日の朝、欠席連絡をスクールパスでできるようになりました。運動会のアンケートもスクールパスでできます。おそらくメールで送る際に既読確認を行うか行わないか? を送信する際に設定できるので、できるのでは?

→恐らくだけど、学童を管轄する子育て支援課が学童関係者宛のスクールメールを一括で送っているのではないか。なので学童の指導員が個別にメールを送れるかどうかが不明。

・台風の際、平日ならば保育園に預けられる、しかし、小学校や学童は台風で閉まってしまう。台風でも仕事をしないといけない人もいるので、休みの場合に学童も開くようにできないだろうか?無理な要求とは理解しているが、課題として残してもらえると嬉しい。

→台風15号の時に保育園は当然のように空いていた。管轄の問題なのか、サービスの質が高い。ただ、保育園に比べると学童はそこまでお金(市の予算)がかけられていないので、保育園と同じようにするのは難しいのでは、と感じます。ただ、課題として認識はしました。

 

7-2 父母会の係決めはどうやっているか?

父母連・父母会活動も、新体制発足から半年が経過しました。そろそろ来年度の係をどうするかという検討が始まる頃かと思います。皆さんの学校・父母会で係を決める際の取り決めや、困っていることを紹介したり相談し合いましょう。

 

6小…2年執行部をやったら免除になる。

某小…小平に引っ越してきたら、父母会の係をやれない場合、免除して欲しい理由を述べ、他の保護者のOKが出たら免除というルールがある。総会に出席して個人の事情を赤裸々に晒さないと係の免除がされない小平ってなんて場所に引っ越してきてしまったんだと思った。

→都市伝説だと思っていたら、身近にあったことに驚きを隠せません。

2小…2年の保護者が会長・副会長などを7名決める。翌年は係全般を免除。今年からIT化が進んだので、免除者以外に未就園児の方も免除にしようとしたら数が少なすぎたので、0才と1才の子を免除にしました。
ただ、免除にしたら、今度はその方々のメールアドレスがわからず、メールでお便りを送ることができず、少し困りました。

→どうしても係活動は不平等にはならざるを得ないと思います。ただ、それを嫌って無理やり係をやらないといけない、といった「過剰な平等」にしてしまうことが気になります。

「学童の保護者は全員入らないといけない学校は?」という質問にちらほらと手が上がる

7小…2年生が役員をしなければいけない。ただ、それなりに人数がいたこともあり、係極めをするための総会にも出席をせず委任状を出さないという人は係にはなってないです。後日電話問い合わせをしたのだけど、その電話にさえ出なければ、係にならずに済む、というのを知って確信犯的に逃げた人もいたようです。

14小…1年と2年は必須。3年生はやらない。2つの学童で80人弱なので、30~40人(1~2年生のみ)の小さい母体なので、できるルールだったと思ってます。

9小…1~2年生だけ係はある。3年生はやっているので免除でいいだろうと。でも、3年生で途中入所の人は1~2年生で係をやってないし、免除でいいのか?いうのがあり、面倒でした。

 

「係を減らそうとしたところはありますか?」

・3小…3年は免除。1~2年は必須。現在、保育係が10人以上いるので、そこまで必要ない。人数が多いし、引継ぎが面倒なので、何もやらない人がいてもいいのでは?と話が出ています。

→これは何もやらない人が居た方が、実は引き継ぎが発生しない分、全体の負担は少なくなったりする、というジレンマがありますよね。

3小…全員やらないとずるいと思うのですが、つらい役職就いた人はずっと免除でいいのでは? という声もあります。

14小…何年かに一回、父母連関係の係を出さないといけないため、その年は人数を増やさないといけないという事態がある。そうなると、そのまま人数キープの方がいいのでは?

→こういう役割って一回縮小してしまうと、再び拡大するのは難しいかもしれないですね。

10小…会長と副会長をやれば永久免除です。引継ぎのデータがあるので、永久免除の人はわかるようになってます。一人の児童につき、1つは係をやってほしいと思っていますが、30人の役員をやるのに150人いるので、逃げ切ることは可能。ただ、役員30人は多いので、来年は減らす予定です。役員が来年の人数を考えればいいと思ってます。

9小…1~2年は全員係に参加しています。父母連に出る係が13人います。

→12回父母連会議をやる前提で係の人数を決めている学校もあったんですね。父母連の決断が各学校の係を左右してしまうんですね。

(注釈:父母連は年間12回会議を開催することになっていたが、新執行部の方針で、会議回数は大幅に減らしたという経緯がある)

 

9小…父母連側で係が何人必要か? を事前にわかるようにしてもらえると嬉しい。

→今度の父母連の課題として認識しています。係が増えることで、手間も増えているので、係は縮小していきたいと思ってます。

7小…来年、輪番で7小に会長が回ってくる。2年生が係を担当するので、現在1年生の父母から、どうなっているの?と聞かれている。
どういう風に会長を決めればいいのか、教えて欲しい。すでに会長をやりたくなくて、学童を辞めている親もいる。来年は3年生免除をなくせばいいか? など議論が出てます。

→正直、父母連執行部は最近は要求書・意見交換会の準備にかかりっきりで、まだ来年の体制や引継ぎの話ができてないです。ただ、輪番制がもしかして適切ではないんじゃないか、という意見も執行部内で出ていたりします。

現在の会長(6小の小林)は、6小が輪番制で会長を担当することを早めに伝えられていたので、前年度に6小内で立候補しました。

いっそ、学校問わず、父母連会長を立候補制にしてみようかと思ったこともありますが、選挙・営業・宗教など自身の利益を目的にして長期間会長になる人が出てしまうと、辞めてもらいたくても辞めてもらえない、という事態が出るんじゃないかと心配しています。そうなると組織として健全ではないので、毎年交代というのが割と妥当なんじゃないか、と思っています。

9小…なぜ今年の父母連会長に立候補したのか?

→輪番で来るのはわかっていたので、やるしかないかなと。なかなか仕事でもこういう経験をするチャンスってないので、人間として成長できると思いました(苦笑)。父母会の副会長をしていた時に、全員係にしなくてもいいんじゃない?と疑問に思ったのがきっかけです。そういう動機で父母連会長をはじめたので、係をしたくないために学童を辞めちゃったり、という話を聞くと本当に心苦しいです。

父母連側から働きかけていけば、広く父母会の現状(忙しい親たちがなぜか大変な係で疲弊する)を変えられるかな、と思ったんですが、日々の暮らしやら父母連の仕事に追われて、なかなかそこまでたどり着けてません。配布物・印刷物を減らしたり、会議を減らしたりはしましたが、まだまだです。
今回、多くの係活動の無駄・負担に関わる部分をなるべく執行部でいちど引き取って、内容見直した上でやるべきことを減らす、って事を念頭に置いて活動しているのですが、まだ引き取るところまでしかできていなくて、現状の執行部の作業量がとても多い状況です。なので、来年に引き継ぐ前に、減らしていかないと、とても今のまま引き継いじゃダメだなと思ってます。…と、色々大変ではありますが、会長・執行部という役割は色々と考えたり工夫する余地が大きいので楽しいですよ。

6小…最近では国外から引っ越してきたりして、日本語が喋れない保護者の方も増えています。各学校でそういう方の係負担をどうしていますか?日本語でやりとりができない場合は係をするのが難しいのでは?

→結局のところ、本人が係をやれるかやれないか、ではなくて、やりたいかやりたくないかで決められるのが一番いいんじゃないでしょうか。やりたい人が少ないんだったら、その人数に見合った活動をすべきです。例えば、10人しか係をやりたくないのに、20人の係が必要な行事をやってしまうなんて愚かな行為になってしまいます。だから、やりたい人だけでできる組織があれば良いと思います。ちなみに、個人的には2年連続で会長はやりたくないです。

まとめ

いくつか父母連として、来年度の父母連運営に関する課題として持ち帰るものもありました。結論のない議論もたくさんありましたが、自分たちの学校だけだとどうしても固定観念にとらわれてしまいがちですが、「他の学校ではこういう考え方をしているんだ」という新しい発想を取り入れて、ご自身の学校でより発展した議論をする参考にしていただければ幸いです。

 

次回12月の父母連会議は自由参加です。引き続き係ぎめや来年の父母連組織の体制(おそらく縮小)について情報交換をしたりするので、興味のある方はご参加ください。定期的な情報伝達は、各学校の会長さんや父母連係宛のLINEやメール、そしてこのサイトで発信していきます。