【完全版】小平市との意見交換会(2019年10月25日実施)議事録

〇全体の流れの説明

1.趣旨説明
2.参加者の紹介
3.要望書の説明(配布資料に基づく)
4.市の説明 (要望書への回答)
5.質疑応答
6.まとめ

※はじめに父母連執行部より全要求を通して説明しました。

その後、小平市子育て支援課より1つ1つの要求に対する回答をいただき、父母連及び参加保護者による質疑応答を1つずつ実施しました。

本議事録は見易さを優先し、実際の発言の順番を並び替え、議論ごとに質疑応答をまとめています。

また、議事録掲載にあたり、記載の都合上、「〜ほしい」「〜である」とぶっきらぼうな記載に統一していますが、実際はですます調の穏やかな意見交換であったことを補足しておきます。

 

1、 趣旨説明

今日は、小平市の学童クラブの運営に関して、父母連の意見を集約して、要求書を作成した。

小平市に提出して、この場で参加している方の意見も聞きつつ、指導員の方のご意見や悩みなども聞きつつ、議論したい。

本日20名程度の保護者も参加しているが、要求書は約1000人のこの場にいない保護者の声をまとめた要求書なので、参加者の意見は踏まえつつ、要求書を中心に話を進める。

 

今日の議論、質問は議事録として、HPに公開するため、本日、録音をしている。名前や、公開が不適切なものは、削除する。(注釈:内容を非公開としたものはありません)

 

2、参加者の紹介

父母連の執行部の紹介

小平市の子育て支援課の紹介

市議会議員の紹介

3、要望書の説明、4.市の説明 (要望書への回答)、5.質疑応答

毎年、たくさんのことを要求して不可能という回答が多かったので、今年は実現の可能性や優先度をあげて、要求書に記載した。優先度順に記載しているので、番号が小さいほど優先度が高い。

今年度は、要求作成にあたり父母連加盟の全校に意見を聞いた。全校対象のアンケートなども実施している。

※要求書は当日配布した。別途Web公開しているのでそちらも参照のこと。

2020年度 小平市学童クラブ運営に関する要求書

 

1.長期休暇中及び給食のない日の昼食の提供について

①長期休暇中及び給食のない日の昼食の提供(弁当注文等)を保護者主導で行うための支援をお願いする。

②配膳・片付けに指導員の先生方が協力いただけるための条件を提示してほしい。

③今年度中の早期実現を目的とし、継続検討の場の設置してほしい。

 

〇父母連

夏前に父母連所属保護者に実施したアンケートの中で一番多い要求で、「保護者主導で昼食の提供をしたい」という内容である。

学校や、クラブによって、クラブや担当の先生によって、お弁当提供を拒否される事があるので、小平市として、共通ルールを作って、弁当の提供を妨げないで欲しいという要求。

注文や、支払いは保護者でやる。アレルギーも保護者で対応する。衛生面に関しては、夏休みに常温保存に比べれば、低いはず。保管場所は各クラブで異なるので、都度相談としたい。

まずは保護者主導で行いたいが、今後これを指導員の先生にお願いする場合、どういう仕組みを作ればご支援いただけるか協議したい。

希望者の数が多いため、今年度中に解決したい。弁当作りの保護者の負担軽減や食中毒防止の策を練りたい。

 

〇市の回答

・学童クラブでは昼食の提供は考えてない。しかしながら、これまでも父母会主体で昼食の提供の要望があった場合、各クラブで対応をお願いしてきた。父母会主体で提供する場合、留意してほしいことを、過去2年間でいくつかのクラブで実施した経験を踏まえた上で説明する。これは全てを網羅した内容ではないので、今後も実施を重ねていくうちに色々な対応が出てくると考えている。

 

1).お弁当の提供主体について。

父母会主催、または父母会の行事でやってほしい。

(個人単位で弁当を頼むなど)個別の対応は体制的に困難だと考えている。

アレルギー配慮、注文、支払い、配膳、片付けについて父母会で考えてほしい。

 

2).日程について

実施日程、何月何日に行うかということは、事前に(父母会・子育て支援課で)調整してほしい。

ただ、お試しを兼ねて、休暇期間中に1~2回として欲しい。

非常事態に学校側に対応できる先生が不在になってしまうため、教職員が来ない一斉休業日、土曜、4月1日、行事の際の提供は困難であると思う。

 

3).弁当会社の選定

お弁当の消費期限内に配送していただけるように、お願いしたい。

早めに配達してしまって、お昼前に消費期限が切れることや、配達時間が大雑把でお昼時間に届かない、というような業者はやめてほしい。

学校に配送用のトラックなど入るので、事前に学校に連絡して、児童の安全を確保してほしい。

配達場所の確認をお願いしたい。業者によっては。校門までしか届けないところもあり、過去に大雪の中、台車を使って運んだ事例もある(のでそういうのは避けてほしい)。

アレルギー成分の情報を出している会社を選んでほしい。おおざっぱなメニューだけの業者選定はやめてほしい。

 

4).注文の方法について

任意注文ということになるので、全世帯がお弁当を注文せざるを得ない状況にしないことや、お弁当を注文しない子が疎外感を覚えないような配慮をして欲しい。

また、注文していないのに配達された弁当を持って行かないように気を付けて欲しい。

容器に関して、食べ残しなどがあると思うので、当日中に業者に回収してもらえるようお願いしたい。

業者による当日回収が不可の場合、食べ残しを持ち帰ってもらう事になると思う。

弁当係など、特定の方の負担が増えないように、検討してほしい。

容器に関して、食べ残しなどがあると思うので、当日中に業者に回収してもらえるようお願いする。

業者による当日回収が不可の場合、食べ残しを持ち帰ってもらう事になる。各自ビニール袋を用意してほしい。

 

5).食中毒・衛生面の注意

食中毒がある可能性があるのを承知の上でお願いしたい。発生した場合は、大人数が一斉に発症すると思うので、一斉休業日の実施は避けてほしい。また、発症した場合は速やかにお迎えに来てほしい。

万が一、発生した場合に備えて、保険に入るなどを検討してほしい。

 

6).注文方法

合理的な方法があると思うので、すでに実施している学校を参考にしてほしい。児童に現金を持たせる集金方法は運営に支障が出るので、行なわないでほしい。

直営学童クラブの場合、指導員経由のお金のやりとりは禁止しているので指導員経由で集金しないこと。

配膳・片付け・衛生面など考慮する事は多く、指導員の業務としては考えてない。

(そもそも弁当を提供できる人材ということで任用をしていない)

配達が遅れたり、注文との齟齬だったり、急なキャンセルに余った弁当を指導員に渡すのはNGなので、そのあたりを踏まえて、父母の方に立ち会いお願いしたい。

 

 

〇質疑応答

・父母連

保護者主導に関しては、問題ないと思う。ただ、市の方針と指導員と意見が食い違う場合、どうすればいいか?市はOK、保護者がOKだけど、指導員がNGとか。

 

・子育て支援課

ルールはないので、話し合いの中で決めていく。指導員の心配などをお話して、不安な部分を伝えたうえで、保護者の方にお願いした例がある。
決まった答えはないので、クラブの状況を踏まえて、都度、市・指導員・保護者で話し会いたい。

指導員(の労働条件)に給食の配膳などの労働はもともと入ってない。そのため指導員のわがままで、拒否しているわけではない。

子どもの安全や保護者のご負担を話し合っていく中で、学校で状況も違い、時期ごとに協議してもらえればというスタンスである。

 

・保護者

昨年は、指導員から厳しい条件を言われた。夏季の提供はダメとか。

この条件がクリアできれば出来るという事で、話を進めていいものなのか?

(業者がオンタイムで来るとか)、夏休みもいけるのか?

指導員の個人的な意見が反映されているのをおととしは感じたので、どうなのか心配である。

市が先ほど提示した項目をクリアしたら、夏休みでも父母会主体でやりたいと思っている。

 

・子育て支援課

話し合いには必ず参加します。

学校によっては、クラブ室の大きさなど、いろいろな条件があるので、ケースバイケースで話し合いの上、できるできないがあると思う。
指導員の個人的な考えが反映されているのではなく、児童の安全や保護者の負担を検討している中での意見である。
保護者の状況にもよるが、保護者主体に関しては、市としては、断る理由はない。
年度年度で話し合い、個別にご相談いただければと思う。

 

・父母連

市が出した話したことは全体的なガイドラインのようなものなので、個別の学校の運用に関して、保護者、指導員、市と話し合いが必要かと思います。

 

・保護者

今後も前向きな話し合いができるなら、よろしくお願いします。

 

・保護者

昨年の指導員の先生とお弁当の件を、議論した。

他校の事例を調べたら、お弁当の量が多かったので、残飯が多かったという話だった。

ビニール袋を持ってきていいという事は、持ち帰りしても良いという事ですか?

調べたら、アレルギーなど出してくれて、大丈夫なところを見つけた。

 

・子育て支援課

持ち帰りはOK。学校のゴミ箱は使えない。学童においておくのはダメなので、持って帰っていただくしか無い。

持ち帰って余ったものを家で食べようというのはやめて欲しい。

 

・父母連

あとは各学校で頑張ってください、とするのではなく、父母連全体で引き続き取り組みたいと思う。

特に、ノウハウが共有できればと思っている。

このやり方だと今は保護者側の負担が大きいが、まずは第一歩が進めたと思う。

来年以降、成功・失敗を共有していくと思います。

 

2.児童の生活環境の改善について

 

〇父母連

① 児童の生活スペースを確保すべく、学童利用目的での教室開放や公共施設の利用を要求する。

3年生までは全員入所できてありがたいが、施設の拡大が行われないため、対策を求めたいと思う。

各学童で利用できるスペースの状況が違うので、空き教室の利用を学校に依頼したり、近所の公共施設を借りたりと、小平市に支援をお願いしたい。

 

② 児童の生活環境改善に向けた年間計画の開示を求メル。

毎年、要求書を出しているのですが、実は小平市では動いていることがあるので、今、どういう情報か開示していただければと思う。保育料金が増えた分、こういう事ができるよ、やっているよというのを開示してほしい。

 

〇市の回答

・生活スペースの確保

平成17年に示した通り、2年連続で定員超過が21人以上発生している場合、今後の児童数の推移を見極めた上で新設学童クラブの検討、開設準備を行なう。

今年も3クラブ増えた。今後12小に2つ、8小に2つ、学童設置を予定している(2021年度)。クラブ室を増やすとなると建設に数年かかる。暫定措置として教室を臨時に借りて運営していることがある。

今年度は8小の学童「3組」を臨時に新設した。申請が多かったので急遽3月に増設を決めた。

子育て支援課が教育委員会と良好な関係なので、比較的柔軟に対応ができている。

例えば12小の学童(2組)は3階に設置されていたクラブを使いやすい1階に移動した。また、3小学童クラブ第二は隣の部屋を借りて、2部屋で保育をしている。

今後も必要において、学校・教育委員会と調整しながら適切な対応をしていきたい。

近隣公共施設の利用について、市としては学童保育を学校の中で完結するようにしている。そのためまずは学校の教室などで対応したい。

恒常的な施設として、近隣の施設を借りるのは考えていない。

 

・生活環境改善

生活環境改善として、今年度から学童クラブの会費を増やして、要望の多かったエアコンの内部クリーニングを行った。

そのほか実施した改善施策は次の通り。

・エアコンの内部クリーニング(7小の第2・第3、9小の第1)
・エアコンの老朽化に伴う新設(12小の1組)(予定)
・室内塗装(1小の1組、3小の第2の隣の部屋)
・キッチン取替え(15小第二、鈴木小)
・畳の表替え(1小の1組、5小の第一、6小の第一、9小の第一、第二、11小の第二、鈴木小)…十二小の1組も実施予定。
・ネットの設置(7小の第二、第三)…今年(2019年度)の冬休みに工事する予定。

 

〇質疑応答

・保護者

エアコンの中の清掃について、このペースだと全くラブを終えるのに10年かかってしまうと思う。

23区は毎年実施しているところがあるので、是非とも1~3年で全学童クラブのエアコン清掃は可能か?

 

・子育て支援課

エアコンの清掃に関しては、分解洗浄が1個10万円するので、全部を毎年というとなかなか難しい。

今年初めて3か所で実施したが、ご要望が多くなれば、都度反映できればと思う。

ただ、予算的に、毎年分解洗浄をするのは厳しい。

ちなみにフィルター清掃に関しては、毎年している。

天井が高いところはプロに頼んでいる、自分の手が届くところは、自分たちでやってもらっている。

家庭用と業務用とでは手間と時間がかかり、手順が複雑になるので毎年オーバーホールするのは難しい。

低い場所にエアコンが設置しているものついては、頻繁にフィルター清掃を行なっている。高所にあるエアコンや業務用エアコンのため分解が必要なものについては年1回、業者がフィルター清掃を行なっている。
今年度は上記の清掃に加えて、室内機および室外機のエアコンクリーニングを行なった。専門業者が行なうことから、より高度な洗浄を行なうことができたと考えている。

(父母連会長による後日注釈:エアコンの洗浄の具体的イメージが噛み合わなかったかもしれない。私も専門外なので、想像になりますが、例えばこの記事で書かれているレベルのことは頻繁にやれるけれど、これ以上の事をするとなると業者頼りになるという事でしょうか。 https://findpro.jp/aircon-cleaning/business-use-myself )

 

・保護者

夏休みは、熱中症予防で外で遊べない。

制約が多いので、まずは教室が使えるようになるだけで、指導員さんが楽になると思うので、用具室ではなく、教室優先でできるのか?

 

・子育て支援課

スペースの問題、体育準備室を確保して学童保育を行ったのが最初なので、昔の名残がある学童もある。

今の基準で言うと狭いと思いますので、クラブの中で、人数を多く受け入れた場合、夏休みだけでも学校にお願いして、教室を借りるようにしている。

これからも必要に応じて対応をしていきたい。。

・保護者

定員数の根拠は?

・子育て支援課

実際(面積に対する)定員が何名と決まっているというわけではない。

条例では2小は60人としてますが、体育館準備室はプレハブの離れとの扱いで33名受け入れている。

もともと2小は校庭の別棟が60名定員の部屋であるが、90名の受け入れをしなければならない状況になったため、急遽体育館横に部屋を借りて超過した30名そちらで保育している。

条例で、1.65平米/子ども一人確保するという目安があります。

今年は熱中症の観点で、外遊びができなかったという事があるので、体育館や図書室を借りるなどの対応をしています。

・保護者

以前、足を延ばすことができず、ぎゅうぎゅうだったのを目撃している。もう少し子ども目線で広い場所を与えてほしい。

学童クラブはおうちの代わり、家庭の代わりとして預けている。

指導員の先生もトラブルを防止するために、ルールや制約をを設けていると思うけど、スペースが広ければ、子どもに制約をかけずにすむと思う。用具室ありじゃなく、空き教室などの活用も検討してもらいたいと思う。

・子育て支援課

今は膝も延ばせないほどの狭さとは思っていないが、子どもたちが息苦しくならないように指導していきたいと思います。

 

3.学童クラブ受入年齢の引き上げについて

〇父母連

前要求の児童の生活スペースを確保と密接にかかわっているが、年齢を1つ引き上げ、4年生まで受け入れをお願いしたい。

三多摩に目を向けると、府中、調布など、年齢の引き上げがある。

また、補足として、夏休みなどの長期休暇中だけでお預かってほしいという声もある。

4年生以上の子が休暇中や放課後に安心安全に遊べる場が欲しいということではないかと解釈している。

少ない人員や予算でも実行可能な、安全安心な場の提供に関する取り組みをご検討いただきたい。

〇市の回答

今は1年生から3年生+6年生の心身に障害のある子どもの受け入れになっている。

多くの学童クラブは定員を超えて受け入れを行なっているので、一律に高学年の受け入れは困難。定員を下回っているクラブは児童数の推移、施設の状況、人員体制などを考慮して高学年の受け入れを検討している。

 

小平市で調査したところ、保護者の方のアンケートで、高学年をどこで過ごし欲しいか? 学童11%、自宅64%、習い事68%となっている。

今年度策定した「子育てガイド」には児童館や子ども広場の情報が載っている。

学童以外の情報が載っているので、確認してほしい。この冊子のPRをしっかりやりたい。

注釈:今年度版は公共施設で配布中。Webで閲覧もできます。

http://www.scinex.co.jp/wagamachi/loco/13211_kosodate/dl_pc.html

 

〇質疑応答

・保護者

学童費の引き上げに関して、上宿は4年生を受け入れたと聞いた。

今度4年生を受け入れる予定の学校あるか?

 

・子育て支援課

平成31年、定員よりも入会児童数が少なかったので、施設の有効活用として、4年生を受け入れてみようとなった。

定員割れをして、かつ施設に余裕があったので実施した。

3年生のお子さん10数名に、聞いたところ、6名入りたいとの事で、受け入れた。

ただ、2月に急遽定員割れが発覚して慌てて行なったもので、多少混乱はあった。

その後、継続入所した4年生も特に違和感なく生活している。ただ、3年生よりも4年生の出席率は低い。

なお、出席率は、1年生が一番多く、学年が上がれば悪くなる傾向がある。

そんな事情もあり、4年生の受け入れは、毎年、申し込みを見てみないと、わからない。

定員が空いている学校で必ず4年生の受け入れをしようとなると、まず1-3年生の希望の予想をするが、この予想が外れることもある。

今年は(子どもが増えているので)定員割れはなさそうだな、という予想がある。

卒所するつもりでいたら定員に突然空きが出て継続が決まって「あれ?」と戸惑う人が多く、ベストのやり方かどうか困っている。

他市でも4年生以上を受け入れているという状況は承知しているが、待機児が多くて、低学年を優先していることが多い。
4年生以上は指数を低くして待機になりがちである。
小平市は1~3年生は全部受け入れるとしていて、上宿小のように定員割れがあった場合に、高学年の受け入れを考えている。

・保護者

今でさえ、スペースが狭くて子どもにストレスを与えているのに、さらに4年生を受け入れるのは不可能ではないか?

他の市は、放課後帰宅せずに2-3時間、校庭の解放をするだけで済むご家庭もあると思う。

一律学童の年齢引き上げ、というだけではない取り組みをしてほしい。

・子育て支援課

校庭解放を小平では行っている。

子ども広場や児童館も案内させていただいている。また、放課後子ども教室は小平市の全部の学校で展開されている。これは他市と比べて珍しいこと。

検討していないわけではないので、周知の仕方を工夫していく。

 

・保護者

スペースの話で、せっかく放課後の学校があるのに、空き教室が使えず、プレハブや用具室になってしまうのか、理由を教えて欲しい。

 

・子育て支援課

学校(教育委員会)としては、なににも使わない「空き教室」という部屋は無く、有効活用をして、色々な授業に使っている。学校の管理上「空き教室」はあまりない。

授業で使う教室は、学校の物を保管したり、学校の先生が授業時間外に準備をしたりするので、放課後だからと言っておいそれと学童に貸すことができない。

近々に使わない部屋がある場合、そこを学童に利用できないかお願いしているのですが、学童の子が増えている場合、すなわち学校の子どもも増えているということになるので、(クラス数が増えるなど)部屋の余りがなくなっている。

また、学校の先生たちは放課後に授業の準備のために使いたいが、学童の指導員はなるべく早く来て準備をしたい、というニーズとぶつかってしまう。

 

・保護者

学童と学校の先生とで本当に真剣に協議しているのか?

学童のスペースが足りない現状があるのに、翌日の授業の準備のために職員室でなくわざわざ放課後の教室を使う必要があるのか?

 

・子育て支援課

本当に学校の空きスペースはない。

日中学校で使っている教室(子どものクラス)だと、学用品や担任の先生の私物などがあるので、管理上の問題もある。

理科室・家庭科室のように、危険な機材の多い教室もある。そうした事情がありなかなか教室が学童側に提供できない。
現状、11小は児童数増加で授業をするのも大変となっているので、みなさんに窮屈な思いをしてもらっているのは理解している。

校庭や体育館を有効活用しながら、ケースバイケースで運用していくしかないかなと思っている。

学童の中で、小学校1年生の教室を使っているところも1つある。しかし、メインの生活の部屋として借りているわけではない。

 

・保護者

情報の共有ができれば、いいと思う。

成功例とか情報開示してもらえれば、快適な学童クラブの運営ができるはずなので、引き続き検討お願いしたい。

 

・父母連

父母連の中では、年齢の引き上げは意見が多かったので、要求書の2番3番の順番(生活環境改善→年齢引き上げ)で実現して欲しい。

昨年の父母連会長から聞いた話になるが、学童にいる子どもたちは、昼間はその教室を使っている小学校の子どもたちでもある。

学童の子どもが狭くて困っている、という事態は、その子どもたちの通う小学校の校長先生も無縁ではないので、学校の人たちと話し合いの必要があると思う。

市や指導員とだけでなく、学校とも話をした方がいいと思っている。

 

 

4.学童クラブの開所・閉所時間の拡大について

〇父母会

学区によっては市営・民営の選択ができないことや、保育園は19時まで延長が可能だったことを踏まえ、検討いただきたい。

今の体制上難しい場合、何が原因で今のルールが存在しているか、教えて欲しい。

 

〇市の回答

9校、11クラブで延長保育をしている。

直営(公立・市営)の指導員の労働時間が週30時間と決まっていることが、延長不可の制約要素である。

その制約を超えないよう、臨時職員を併用して保育している。

一部土曜日の時間帯などは臨時職員のみで運営している。

ただ、指導員がいないと、突発的な対応が難しいと考えているため、夜間などを臨時職員のみで運営するのは難しいと考えている。
市としては指定管理者制度を導入して延長保育を行っていく考え方である。

〇質疑応答

・保護者

では(直営ではない)指定管理制度の導入クラブになるにはどうすればよいか?

・子育て支援課

基本的な考え方としては、新設したクラブを指定管理で運営するかどうかを検討する。
現存の直営のクラブを公設民営でできるか、検討している。

例えば7小は三つクラブがあるが、昭和の時期にできたところなので、指定管理制度にはなっていない。

また、指定管理があるところは、保護者の方が直営も選べるように両方設置している。今後、直営のみの学校については随時検討していきたい。

・父母連

「週に30時間と決まっている」という条件を見直せば開所時間などに対応できるのではないのか?

 

・子育て支援課

「週30時間」というのは地方公務員法の嘱託職員ということ。

正規職員の代替四分の三の労働時間である「30時間勤務」を上限にして雇用している。

延長保育をするとなると勤務時間が超過するので、臨時職員だけで運営する時間ができてしまう。

今40人に対して2人の正規指導員を配置することになっているが、これを3人にするとコストが上がってしまう。

そのため、延長保育は指定管理(公務員ではない民間業者による運営)のところで進めている。

 

 

5.民間学童の誘致について

〇父母連

参入したい民間クラブの名乗りではあるのか?

予算規模や財政面において、民間誘致が現実的な計画なのかを教えて欲しい。

色々今回要求が出ているが、いくつかの要求は市営しか使えないことに起因するとも言える。

民間と市営で選択の幅が広がれば良いと思う。

 

〇市の回答

小平市の民間学童は0だが、学童類似事業を行っているのは数社ある。

参入に関する電話問い合わせはたまにあるが、参入には至っていない。

事業者に対する補助制度がないことが大きい。

参入業者の希望する金額に見合うかどうかも見てみないとわからない。

今後は補助制度などが課題である。

 

6.学級閉鎖時の健康な児童の受け入れ について

 

〇父母連

子どもが感染症にかかってないのに、仕事を休むのは親としては厳しいものがあります。

ルールの設定などで救済措置をとってもらいたいです。

〇市の回答

現行のルールは集団生活における感染防止という趣旨であるため、学校が閉鎖した場合は、学童も閉鎖するようにしている。

「健康な児童」というが、潜伏期間のこともあるので、学級閉鎖の場合は、感染拡大を防止するため、学童クラブも閉鎖する。学校に隔離した教室の設置をお願いするのは難しい。

(未就学児向けに)病児保育をしているところもあるが、受け入れ人数がせいぜい5~6人だと思う。

病児保育の定員を引き上げても、学級閉鎖になると希望者が大人数になってしまい、全く枠が足りないので、今は考えてない。

 

7.指導員の増員とクラブの指導方針について

〇父母連

① 在籍児童の人数が増えている現状をふまえ、指導員の増員を要求する。

 

児童の生活スペースを確保と同じになりますが、子どもが増えた分、指導員の増員は必要だと思っている。

人件費をどこから持ってくるのか?値上げした保育料があれば、どうにかなる話なのか?

小学校に来てくれているような高齢者・地域ボランティアを活用したりして、適正な人数で見守れないか?

 

② クラブごとに極端に保育内容が異なることの是正を図る仕組み検討を要求する。

各クラブで極端に保育内容が異なる仕組みを防ぎたい。

指導員が変わった途端に、外遊びができなくなるようになってしまった例があった。

ただ、厳しい方針に全クラブが合わせるのは本意ではないので、最低限の仕組みが欲しい。

〇市の回答

指導員の配置基準は、厚生労働省の基準と小平市の基準に従っている。

毎年入会児童数が増えていますが、人件費はそれに合わせて予算をちゃんと確保している。

ただ、好景気のせいか、募集しても人が集まらない。

指導員に欠員が発生した場合、元指導員などに臨時職員をお願いしている。

 

職員が同じクラブを長年担当し続けると、指導が固定化することがあるので、制度として3年の目安でで異動させている。

全体の研修(指導員の連絡会)や、子育て支援課も定期的に現地のクラブを循環している。

何か問題があった場合、個別の対応も可能なので、指導員に尋ねるだけでなく、子育て支援課に直接連絡して良い。父母連からでなく個人・父母会からでも問題ない。

8.防災に関して

〇父母連

① 台風等で学校の下校時間が変更された場合の学童開設を要求します。

② 先進的な取り組みに倣い、防災訓練計画やガイドラインの制定を要求します。

下校時間の変更などに対応できるようにしたいです。前要求の「クラブごとに極端に保育内容が異なることの是正を図る仕組み検討」と関連する。

防災訓練計画やガイドラインの制定は、クラブによってばらつきがある印象がある。先進的な取り組みを全クラブに広めていただきたい。

〇市の回答

連絡帳にルールを記載しているが、下校時刻が変わった場合午後にかかる時間の場合は、通常の開設をして受け入れをしている。

2時間目など午前中に終わってしまう場合、災害がせまっているので、学校に合わせて学童は開所してないです。

 

防災訓練については、消防計画に基づいて年に2回(火災、地震)開催している。

それ以外に、消防署の方に来ていただく総合防災教育を年に一回している。

指導員の連絡会などで職場研修をして、情報共有しております。

 

 

6.まとめ

 

1.長期休暇中及び給食のない日の昼食の提供について

→市の懸案を解消できれば保護者主体の弁当提供は妨げない。市と保護者と指導員で都度協議すること。

(懸案点は、スモールスタート、業者選定、食中毒やアレルギー対策、注文方法など)

2.児童の生活環境の改善について

→教育委員会と協力して学校施設の利用など検討していく。市の既存の取組みでニーズを満たせるものを周知していく。(既存の取組例として、児童館、放課後子ども教室、子ども広場など)

3.受け入れ年齢の引き上げについて

→定員割れの校で4年生の受け入れを施行中だが、応募予測が難しく、難航中。定員割れをした上宿小で4年生の受け入れを実施している。今後の受け入れについては入会児童数の予想が難しいため、その都度検討を行なう。

4.開所閉所時間の拡大について

→市の直営は嘱託職員を指導員として任用している関係で保育時間の拡大が困難な状況である。

5.民間学童の誘致について

→現状は補助金制度がない。誘致は困難な様子。

6.学級閉鎖時の受け入れについて

→集団生活の感染症防止の観点から受け入れられない。

7.指導員の増員とクラブ指導方針について

→指導員の予算は確保しているが応募が少ない状況である。指導員には連絡会など通じて研修している。

8.防災について

→台風時の扱いは現行通りとする。防災訓練などの取組は連絡会や研修を通じて、情報共有をしていく。

 

 

 

本内容は学童父母連ホームページで後日公開する。また、市の回答は後日書面でいただく予定である。

 

 

今回の要望書では、泣く泣く削った内容もある。

問題があれば、都度、対応したいと思っている。今後も支援課の皆さんと話していきたいと思う。