2019年12月の父母連会議の議事録(前半の意見交換)
2019年12月21日(土)の19時から小平市中央公民館で学童父母連会議(12月)が開催されました。
今回、初の試みとして「任意参加」とし、自由議論を中心に行いました。参加されていない方にも当日の議論が伝わるよう、議事録を公開します。長いので2つに分けます。
議題一覧 (前半では1-3の議事録を掲載します)
- あいさつと12月の会議の趣旨説明
- 小平市との意見交換会の報告
- 各父母会から最近あったことや問題提起(参加者)
- 執行部会で議論した問題意識の共有(負担かける父母会父母連にしないために)
- 意見交換・議論タイム(今後の父母連活動について)
1. あいさつと12月の会議の趣旨説明
任意参加なので出欠はとりません。省エネ開催とすべく配布物もありません。ざっと見る限り、20名超に参加いただいていて、通常(50名程度)ほどではないにせよ、かなり多数の方が参加されていますね。
(えがおのわWeb版の内容を喋りました。以下再掲)
会員数の増加に伴って、だんだん父母連活動が保護者の皆さまの負担になっているという声を聞きます。前回の父母連会議で「係決めをする際に父母連関係の係のなり手が少ない」だとか「父母会・父母連の負担が嫌で学童を退会した」という声も上がりました。
父母連は、自分たちの学校だけではパワーが足りなくて出来ない・不十分になってしまうことを、複数校で力を合わせて実現する、またはその知恵を学ぶための場だと思っています。
父母連会長を筆頭とする強大な権力者が私利私欲のために皆さんに負担をかける恐ろしい組織、だったら話は簡単なんですが、残念ながら毎年会長が変わる、明確な実態のない組織です。何となく係が引き継がれた結果、何となく会員の負担が増え続ける、そんな構図があります。
というわけで、漫然と過去のやり方を未来に引き継ぐのではなく、ここで一度「何のための父母連・父母会なのか」しっかり見極めて、負担を極限まで減らそうと考えています。
とはいっても本日12月の会議は任意参加の場です。不在者多数のなかで全て決める事はしませんので、この場を使って、参加いただいた皆さまと意見交換を行おうと思います。
2. 小平市との意見交換会の報告
議事録をあわせてチェックしておいてください。
お弁当は、父母会主体で進めれば良いという意思表明が小平市からでたということが一歩前進です。来年度以降、父母連内で連携しあって休暇中のお弁当注文を実現できるようにしていきましょう。
3. 各父母会から最近あったことや問題提起(参加者)
これまで、隔月の父母連会議では、「お弁当」や「防災」など、テーマを絞って意見交換をしていました。ただ、昨年度のように、定期的に雑多な声を上げる場を設定していなかったので、テーマに関係しない話題が埋もれがちでした。本日はは任意参加ということでそれなりに想いのある方がいらしてると思うので、自由に問題意識やら質問を投げかけあいましょう。
以下、個別の学校の得意事例も出そうなので、学校名は伏せています。
座っている席から順に「所属クラブの話または学童保護者としての参加者の話」をしていただき、それに適宜、父母連執行部がコメントを返したり、他の参加者が質問や補足をする、という進め方でした。
1人目:学童にある加湿器が5年ぶりに壊れた。父母会費で支払った。学童(市)は室内の石鹸は買ってくれるが、外遊び用の石鹸は父母会費で買っている。市と父母会の備品購入の線引きってなんだろう。
→父母連:たしかに防災頭巾とか、小学校で買わないものだから市が買うわけがない、なんて議論も出ましたね。小平市に線引きを聞いてみたい話題です。
2人目:おやつ問題。ハイチュウとか歯にくっつくオヤツが多くて虫歯になる子が増えている気がする。意見交換の場がなくて、指導員になにか要望を出す場がないので、どうにかしてほしいな。。
3人目:学童の費用が上がったけど、オヤツが少なくて空腹で帰ってきがち。オヤツの目的ってなんだろう?空腹を満たすことなのか、単に量や質は関係なく子ども同士で会話をする時間なのか?
→父母連:値上がりした結果の詳細説明などは意見交換会で明確には説明がなかった気がします。
4人目:学童は基本的に良くしていただいている。ただ、保育園は19時まで預かってたのが、学童になって18時までしか預かってもらえず辛い。保育園は「勤労」をサポートしてくれてたんだけど、学童はそうでもない。18時にギチギチ帰されちゃう。小1の壁意外と高くて、時短(非常勤)に戻そうかとすら考えてしまう。
→父母連:解決策にはならないんですが、 意見交換会の議論の4.開所・閉所時間の拡大、の説明が参考になるかもしれません。職員にかけている人件費が保育園ほど高くないって構図のように聞こえました。
5人目:指導員がクレームを怖がりすぎている印象がある。校庭遊びの事故を過剰に恐るあまり体育館でしか遊べない状態がずっと続いていた。現在は校庭遊びが緩和されているが、遊べても10分とかになってる。
6人目:指導員と会話する場が少なさすぎて、おやつもなにが出てるのかな、、という状態。
→父母連:指導員との会話ができている父母会とそうでない父母会があるようですね。指導員の先生がたと父母会の対話は重要なので、父母連として「積極的にやりましょう」と呼びかけていきますね。
7人目:子どもが通っているのが新しくできた民間クラブで、良い印象がある。ただ、オヤツが結構微妙。食育を謳う小平市なんだから、もっといいものを出して欲しいな。学童に聞いたら、市が過熱調理をできないという方針を出している。
→父母連:「おやつ問題」も関心を持つ人が多いですね。こちらは究極は指導員さんのセンスに任される一面があるようですが、市がどういう考えか、ちょっとメールなどで問い合わせてみますね。
8人目:18時になったら強制的に帰されるとのことだが、自分のクラブは市営だけど先生によっては待っててくれる人がいる。
→父母連:優しい先生がいるのは良いことですね。ただ、それを当たり前としちゃうとしんどくなる人もいるので、当然と思わないように気をつけないとですね。。この辺は難しいですね。
9人目:夏休みのお昼寝。床にゴザを敷いて寝ていて、辛そう。
→同様の声多数
- うちの子はトイレの前でお昼寝していた
- お昼寝の時間はそもそもなんのためなんだろう?指導員さんの休憩時間も兼ねてる?
- うちのクラブは昼寝していないっぽい
- お昼寝しちゃってるせいで、夜眠れずに夜更かしするようになって本末転倒になる
→父母連:色々疑問に思う人が多いので、来年の意見交換か個別に市に問い合わせてみます。
10人目:子どもは学童で特に問題なさそう。だけど、じぶんが気付いてないだけなんじゃないか?みんなどうやって情報集めてるんだろう。ママネットワークとか自分の知らないものがあるのか?(この方は男性でした)
→父母連:そういう分からない気づきを共有するための仕掛けが父母会であったり父母連であるべき、という想いで今年は父母連活動をしているけれど、なかなかうまくいかない。男性としてちなみに共感するのは、20人くらいいる女性(お母さん)の中に自分1人だけ男性だと気後しがちである。
→参加者:女性の目線からすると、私は職場で男性も周りにいるし正直「気にならない」。女性側が保護者活動で男性を排除するようなことが続くと、いつしか役割が固定化(保護者活動は母親がやるものという決めつけ)がおこるので、避けたい。
→参加者:父母会保護者同士の情報交換につながる父母会の定例会は年間3回程度という声が3校からあがった。
→参加者:こういう情報って、待っていても誰かが伝えてくれるものとは限らないので、自分から積極的に話しかけていかないと情報はもらえないと意識したほうがいいかも。保護者会の係でLINEグループを作ると割とつながりをつくりやすい。
11人目:学校ごとに名簿の活用どうやってるのか?Gmailを使ったりしているが、アドレス帳の使い分けでうまくいかなかったりする。
→父母連会長が詳しいのであとで個別ご相談にのります。
12人目:体育館遊びで気になっていることがあって指導員に相談した。また、おやつも気になる。アトピーの関係で砂糖含有が少ないオヤツを希望して、煎餅にしてもらったり、という状況がある。市営でも民営でも尋ねてみるっていうことが大事だということを痛感した。
13人目:父母会が全員参加で、今回脱退したいという人が出てきた。100人の前で免除理由を読み上げて承認を得るという慣習があった。そういう状況が嫌で、悩んだ挙句に会長にメールで相談したということがあった。今年からはその免除のやり方は改める方向で進みそう。
→父母連:そのやり方は嫌ですよね。学童を円滑にするための父母会なのに、その負担が重くて学童を辞めたら本末転倒になる。父母連としても、父母連の係は減らして、みなさんの父母会も最小限の係に絞りましょうというメッセージを打ち出していきたい。
14人目:子どもは1人で帰ってくるけど、今後、介護施設が学校の目の前に建設されることで、車の出入りが出てくるようになってなんとなく不安になる。他の学校ではどうやっているのか?
→父母連:子どもと安全な通学路をしっかり確認し合うとか、地道にやるんですかね…。
15人目:個人の悩みで、学童以外で時間を潰す手段がないと困る。17時まで勤務でお迎えにいっているけれど、月初の繁忙期はお迎えが間に合わないときもある。きょうだいに頼んで子どもがお迎えする、ということをしたりとかしていた。先生たちには不満はない。
16人目:うちのクラブ(民営)は個別面接があるので、安心できた。結局自分は行ってないけれど、枠があることは良かった。
17人目:係決めで毎回難航してしまう。他の学校で良いやり方はないのか?
→父母連:大変な係を引き受けたら翌年以降免除などの交換条件をつけている学校もあると聞く。
おわりに:執行部より
「意見交換」ということで、その場で知恵が出し合えたものもあれば、とくに結論も出ずモヤモヤ終わったものもあります。
とはいえ、任意参加なので30分程度で終わると想定していた意見交換タイムが、2時間近く続きました。意見を交換したい人は少なくなかったのだな、と改めて実感しました。もっと効果的にこういう場を設けていくべきだな、と思いつつ、執行部の負担も軽視はできないので、なんとも悩ましい、というのが現状です。
メール等を使って小平市に確認できそうなものは確認しておこうと思います。(執行部)