【後編】小平市との意見交換会(2021年7月19日実施)議事録 ・質疑応答

【前編】小平市との意見交換会(2021年7月19日実施)議事録 ・要望書の説明と市からの回答の後編となります。

〇全体の流れの説明

1.趣旨説明
2.
参加者の紹介
3.
要望書の説明(配布資料に基づく)
4.
市の説明 (要望書への回答)
5.
質疑応答
6.
まとめ

 

5.質疑応答

保護者1

狭隘対策について。学校側の協力を得ながら、グラウンドや体育館を使用しているとの説明であった。まもなく夏休み。例年、グラウンドについては熱中症警戒ということで外で遊べない日数が年々増えている。体育館についても冷房設備がまだ入っていないか、少ないと思う。熱中症対策から体育館を使うことも難しいと思う。夏場の時期については、やむを得ず学童の中でしか子供たちは過ごせないことが多いと思うが、このような時期の狭隘対策について、どのように考えているか。

子育て支援課

たしかに夏休みについては、校庭も体育館も非常に暑くなって使えないときがある。学童クラブにおいても、熱中症計を準備して計測しており、子どもたちが熱中症にならないよう配慮しながら、どこで保育するかを考えている。各クラブから要望を聴取して学校側と調整し、クラブ室以外で学習や食事などができる分散保育の場所を確保するようにしている。

 

保護者2

宅配弁当について。経費や衛生管理の面で課題があるとの回答であったと思う。指導員の協力を得られる事項について、小平市は「指導員に負担のない範囲ならOK」というが、「受取りについては指導員の負担になるからNG」とのこと。小平市が考えている「指導員に負担のない範囲での協力」とは、具体的にどのような事柄を考えているのか伺いたい。おそらく父母会は、注文の取りまとめはできると思うが、受取りに行くことや、容器の回収に立ち会うことは、仕事をしている関係で学童を利用している保護者が大半なのでかなりの負担になると思うが、どのように考えているか。

子育て支援課

基本的に長期休暇期間中というのは、職員の指導員は交代で一日勤務となっており、指導員自体が手薄となる。その中で、弁当の受取りはかなりの負担がかかると思うので、先ほどのような回答をさせてもらった。具体的に何が協力できるかについては、宅配弁当の導入を検討する学童クラブと今後調整していく中で、どこまで出来るかについて、現場の指導員との話合いになる。

保護者2

受取りのお手伝いをしていただけないとなると、指導員にしていただくことはほかにないのではないかと思う。事実上のゼロ回答に近いので、ほかにどのような具体的な協力事項を考えているのか、お伺いした次第である。

また、衛生管理に課題があると先ほど回答されたが、6小では、自宅で作った弁当を持っていくと、冷房の効いた部屋の個人ロッカーの中で保管している。6小以外の状況は把握していないが。これ(このような状況下で保管した弁当)と、食べる時間に近くなってから届けられる宅配弁当とどちらが衛生的か分からない。冷蔵庫はスペースの問題があるというのも理解する。例えば、クーラーボックスみたいなものを用意してもらい、夏場だけそこに持ち込んだ弁当を保管するなどはいかがか。宅配弁当が難しいとしても、衛生管理の面で現状より良い環境を作っていただけたらと思う。

子育て支援課

「指導員に負担のない範囲で」という点について。注文どおりに届いているか、足りない分がないか、誰の分が足りないのかなど、問題なく全員分がそろっているということを責任を持ってお預かりすることはできないと申し上げている。配達場所を決めておいて宅配業者がそこに弁当を置いていき、指導員は中を確認しなくてよいということであれば、特に負担はないと思っているところである。

そのほか、今まで父母会と一緒にお弁当の注文を何度かやってきたときに、うちの指導員のほうがやっていることとしては、声掛けをしている。「注文した人はこっちにあるよ。取りにきてください。」、「食べ終わった人はこっちに持ってきてください。」と回収場所に案内するということはやっていると聞いている。

ここで申し上げている衛生の問題というのは、お弁当が温かいとかそういうことでなく、検便や、食中毒対応といった我々の側の問題である。今のところ学童クラブの指導員は、検便をしていない。食中毒対応について十分なマニュアル等がなく、衛生面で課題がある。

クーラーボックスについては、お金の問題なので、今後検討していきたい。

 

保護者3

要望書の中で、実現できそうなもの、難しいものはどれか、教えていただきたい。

子育て支援課

3(学童クラブの増設)については、必要に応じて対策を講じたい。

4(高学年の受け入れ)については、定員を一定数以上下回っているクラブについては、先ほどご説明したとおり、柔軟に対応したいと考えている。ただし、令和3年度については、コロナの関係で受け入れていない。

5(土曜日、平日の開設時間)について、延長保育は、全校で実施すべきものと考えている。一斉に導入することができないので、できるところから随時ということで、順に増やしていって現在19校中11校まできた。今後も増やしていきたい。最終的には19校全てで延長保育ができるようにしたい。

6(障害児枠の拡大)については、待機児童も出ておらず、十分な受入れ体制がある。今年度は全員が入っている。

8(長期休暇中の昼食)については、給食をいれることは大変難しく、これについては考えがない。宅配弁当については、毎日、給食に代わるような、子供向けに日替わりで栄養バランスもとれてというような宅配弁当は大変難しいと思っているが、何らかの昼食の提供については今後検討していきたい。

1(コロナ対応)②の最後に、補助人材の増員の要望があるが、これについてもクラブから要望があった場合は全て増員している。予算的にも必要な枠を確保している。

7(指定管理者が変更、新設する場合の対応)②については、小平市として指定管理者制度の手順、ルールが決まっており学童クラブの指定管理者もその制度の中で手続が行われることから、父母連の要望のとおり選定・決定の前に保護者の意見を聴取してというのは、なかなか難しい。慎重に検討して決定してという要望内容については、そのとおり実施している。信頼関係ができていた指導員さんが一斉に変わることは児童にとり心理的な負担が多いという点についてはおっしゃるとおりと思うが、どうしても制度的には変わることがあるので、その場合には、できるだけ、できることを尽くして、お子さんの不安に寄り添うことで対応していきたい。

要望書への回答で、出来る/出来ないを問われれば、もう既にある程度出来ている事もあれば、出来ない事もあり、まちまちな答えで申し訳ない。

保護者3

出来ない事は、予算の問題が一番大きいのか。

子育て支援課

夏休み中の給食については、完全に予算の問題である。実現しようと思えば、数千万円単位でかかるので難しい。

指定管理者の選定については、市のルールがあって、それに則って行うものなので、学童クラブだけ違うルールでの選定ができない。

 

保護者4

補助人材の増員について。クラブから要望があれば増員しているという説明であったが、これは指導員からの要望があれば、という意味か。

子育て支援課

補助人材の増員については、クラブのほうから希望を出してもらうと、その都度配置している。

保護者4

延長保育について。7小は定員以内の人数で推移しているので、新たに学童が新設されることがなかなかないと思われる。そういう状況でも、随時ということだったので、7小でも延長保育が実現されると考えてよいか。

子育て支援課

おっしゃるとおり、7小については基本的には増設という考えはない。延長保育については、全ての学校で延長保育ができることが必要だと考えている。どのような方法になるか分からないが、延長保育の導入については実現したいと考えている。

保護者4

延長保育の実現については、いつ頃までになど、何か具体的に決まっていることはあるか。

子育て支援課

考え方として、学校によって延長保育を選べる、選べないという状況については、放置できないものと考えている。いずれは導入したいが、今のところ、具体的にいつまでに何処をという考えは持っていない。

 

保護者5

長期休暇中の宅配弁当について、このまま(父母会に)話を持ち帰っても誰一人納得してもらえないと思う。具体的に宅配弁当をうまく活用しているケースについて、どういう形で運用しているかなど、知見があれば教えていただきたい。

子育て支援課

いま手持ちのペーパーがないので若干内容にぶれがあったら申し訳ないが、宅配弁当について、いくつか手法があるようだ。市側で一括注文を受け付け、各クラブに配布をしているところもあるようだ。ただ、これはかなりの負担があるようなので、今の小平市の学童クラブの状況では、我々が全てコントロールするこのやり方は考えていない。また、宅配弁当を保護者が注文して、それを直接クラブに配達するところもある。宅配業者には弁当容器に名前を入れてアレルギー対応をしてもらっているようだが、クラブに届けば、クラブの指導員が受け取って子どもに配布しているようだ。これも指導員の負担感があるようなので、そこはしっかり、市としてどういう方向性にいくか、今後検討していくところだと思っている。

保護者5

保護者が作った弁当を持たせて、衛生的に管理されている状態で食べられているのか、逆に食中毒が心配だという声もある。これだけデリバリーが発達しており、コロナで飲食店が苦しんでいるのだから、うまく掛け合わせて、飲食店として弁当を提供しますよというネットワークを作るというのも面白いと思うし、やってみたらよいのではないかと思うが、そういう考え方は持っていないか。

子育て支援課

すでに宅配弁当について注文を保護者が直接行たり、そういう市や区があることも把握している。弁当業者と協定を組んで、弁当を提供しているというところもある。我々もやれないというわけではなく、今いろいろな手法の中からどうすればよいかと考えているところである。

保護者5

解決策を考えていくほうが良い。例えば、弁当を持たせなくても、指導員と一緒にコンビニに買いに行くということはできないか。

子育て支援課

現在も、弁当を忘れた子については、個別に買いに行くということはある。しかし、子どもを複数人連れて学童クラブの外へ出て買いに行くというのは、安全上、難しいと考えている。

保護者5

保護者にとってストレスになっていること、とはいえ、預けなければならない、作らなければならないという思いについて、小平市はこういうふうに考えていた、ここをクリアしなければならないなどについて、10小父母会に伝えられたらと思っている。

子育て支援課

夏休み中の昼食の提供について、我々もやらないとかそういう話ではなく、どういうやり方ができるかを考えている。おっしゃったようなやり方、「一緒に買いに行く」というのも一つの答えであり、ダメというルールはない。いまは昔と違ってインターネット、携帯のアプリも発達している。携帯のアプリを使って、携帯で注文している自治体もある。そういうのを開発したところもある。ICTの技術を使えば、注文とか、お金の管理とか、誰が何を頼んだとか、どこへ頼むとか、そういう問題は解消されつつあり、我々もそこは課題だと思っていない。あとは衛生面、要するに検便。我々のほうが検便をしていない。あとは食中毒のマニュアルがないとか、そういった検証をしていないとか、そういうところでは課題があると思っている。一番の問題であったお金の管理と注文の取りまとめの点は解消されている。おっしゃったように、市内の業者に注文して、業者が届けてくれているという市もある。どういうやり方ができるか、ご意見をいただいて、我々もまた情報収集、検討していきたい。今この場で答えを出すことはできない。今日は要望、ご意見を伺う場。いろいろなご意見があることが分かったので我々も考えていきたい。

保護者5

丁寧に回答くださり、感謝する。10小メンバーに伝えたい。小平市と直接聞ける場に参加させてもらえて勉強になった。感謝する

保護者6

宅配弁当について。毎日でなくてもよいので、週に1日でも2日でも、ほかに頼れる手段があると有難い。コロナ下で飲食店業界は非常に困っている。弁当のフードトラックもアプリで見られるなどITの発達が非常に進んでいる。もしチャンスがあれば困っている飲食店業界と弁当に困っている学童とのマッチングができれば面白いし、お互いにメリットがあると思う。たしかにこの夏に絶対回答を出せとか、そういう短期で解決できるような問題でないということは重々承知しているが、毎年、学童に預けている保護者の悩みの種になっているので、どこかで解消できれば良いなと思っている。引き続き、ご検討いただけると非常に有難い。よろしく願う。

 

6.まとめ

<小平市で前向きに考えていただいていること>

学童の増設、延長保育の実施。特に延長保育については全校でというのを目指しており、いま一部の学校で開始されているとのこと。

障害児枠の拡大についても、いま受入れはできている状況とのこと。

<いまは困難だというところ>

要望の強いところでいうと弁当制度の導入。こちらは予算の問題や、仕組みの問題等でいまこの場で回答するのは難しいとのこと。

延長保育の導入についても検討はしているが、いつまでにというのは出来ていない状況とのこと。

 

子育て支援課からの連絡事項

①民設民営学童クラブの募集について

小平市では、令和2年度から民間事業者が設置・運営する民設民営学童クラブへの補助制度を設け、
2クラブへの補助を開始した。この2クラブについては、令和3年度から本格的な運営を開始している。
依然として民設民営学童クラブへのニーズが高いことから、令和3年度についても、令和4年度に新たに開設する民設民営学童クラブを2クラブ募集している。
民設民営学童クラブに補助を行うことで、いまの公設学童クラブでは提供していない、「夜7時以降の延長保育」や「長期休業期間中の昼食の提供」、は今後公設学童クラブでも考えるという話をしたところであるが、こういった昼食の提供が民設民営学童クラブでは行われる。
また「送迎サービス」などの多様なサービスや、「学習塾やスポーツ、絵画」などの多様な活動の提供が行われ、保護者のニーズに応えられる放課後の居場所を確保したいと考えている。これについては、市報7/5号を参照。応募条件としては、「小平市の公立学童クラブが運営する上で遵守している基準法令などに則って運営すること」、「入会資格も公立学童クラブと同様とすること」、「開設時間については延長保育を含む指定管理者の学童クラブと同等以上とすること」、「利用料金については公立学童クラブと同等とすること」を挙げて募集している。
色々な方から問い合わせがあった。民設民営学童クラブの利用料について高いのではないかというイメージがあるかもしれないが、市が補助を行っているクラブについては、公立学童クラブと同様に基本料金7千円、延長保育を行った場合3千円とし、夜7時までの利用であれば合計1万円を限度として料金を設定することとなっている。
学童クラブの利用以外の、例えば、車での送迎、軽食の提供等の多様なサービス、習字やピアノ、そろばん等の習い事があるが、そういった活動の利用料金については、事業者と保護者間の契約になるので、事業者側で設定することとなっている。
現在、市内の民設民営学童クラブは、花小金井駅前に一つ、小川駅北口に一つ。令和4年度では、東部地域の5小、11小、花小金井小。もう一つは南部地域の2・3・9小などに開設を検討中である。

②期間満了に伴う指定管理者の募集について

こちらも市報7月5日号に掲載した。4小学童クラブ第一について、令和3年度末をもって指定期間が満了する。このため、令和4年度から4小学童クラブ第一を管理運営する指定管理者の募集を行う。
今後のスケジュールは、手を挙げる事業者が8月27日までに子育て支援課に書類を提出する。
その後、指定管理者選定委員会を10月頃開催して、一番点数の高いところを指定管理者の候補者として選ぶ。その候補者を、12月下旬に市議会に提案する。市議会で議決を得た場合は、その候補者に決定する。指定管理者が決まれば協定書を締結して、来年4月から管理運営してもらう。